窮すれば通ず6.~日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より

作成日:2009年5月5日

GW中に日経オーディオブック第4弾の原稿を書いてます。
昨日はぜんぜん書けなかった~~~~(^^;;
しゃあないですよね~~~~
家族が揃うGWともなると、原稿を書いているほうが悪いかも。
でも、普段なかなか書けないし~~~~(汗)
今日は明日からの出張の準備やら、
来週以降の講演・セミナーに備えてのレジメ作りやら~~~
さて、第4弾は・・・
『風地観』と『火風鼎』
「観る力」&「聴く力」がテーマです。
“兆し”と“萌し”の違い、
“萌し”は、芽が出る―目でみえる。
“兆し”は、目に見えない、ヒビキ(響)のようなもの、洞察力で観る。
洞察力とは、「直感」でなく「直観」で観る。
“聞く”と“聴く”――声無き声を聴く。
“兆し”は『観(かん)じる』――“観る力”が無いと観えない。
“観る力”&“聴く力”にかかっています。
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窮すれば通ず6.
(日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』第3弾より)
  朗読 江守徹  解説 竹村亞希子
窮すれば通ず5. の続きです。
習坎は、苦しみに習うことを教える卦で、
「水に習え、水のように生きなさい」。
と、アドバイスを発しています。
江守朗読:
象に曰く、水?(しき)りに至るは習坎(しゅうかん)なり。

亞:
「水?(しき)り」とは、水、
つまり険難が次々に流れて押し寄せてくる様子です。
その度に自らも水に倣(なら)うように流れ進み、
何度も何度も繰り返し苦しみを習う
こと、
これが習坎の本質です。
先人たちは昔から、
この「習坎(しゅうかん)」という言葉を、大切に伝え続けてきました。

江守朗読:
君子もって徳行(とっこう)を常にし、教事(きょうじ)を習う。

亞:
君子、すなわち人の上に立つ者は、度重なる苦しみの中にあっても
逃げず、とどまらず、自らを甘やかさず。
自分を守ることを捨て、追い詰められた状況に進んで身を置き、
信念をもって進み続けなければなりません。

さらに、下の者にも信念の大切さを教え、
教育をほどこし、習熟させることも必要です。
※まだ段階を追って細かく解説が続くのですが、
 「習坎」の卦(か)はここまでにして、後は省略。
 続きは、「沢水困(たくすいこん)」の卦に進みます。
              続く
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